friendsofvalves 自作真空管オーディオのページ

自作真空管アンプをメインに色々載せていきたいと思います。

少しラッキーな部品取りアンプの入手

またつまらぬものを落札してしまった・・・シリーズです。

 

先日、いつものヤフオク真空管アンプを物色していると何やら怪しいアンプが。

下記写真のようなケースに入ったアンプで、中身がさっぱりわからないのでどんなトランスや真空管が使われているのか不明なアンプになります。

 

ヤフオクの出品カテゴリは「真空管アンプ」のカテゴリだったので、真空管アンプらしいというのはわかりますが、こんなケースに入っているものであれば、中身がどんな部品かわからないですし、まして、ひどい場合は実はトランジスタアンプでした、なんてオチもあり得ます。

 

なので価格もそれほど上がらず、低空飛行状態でした。

 

ただ、中身が見えないので場合によってはこれは当たりの可能性もあります。かなり高価な部品やレアな真空管が使用されており、価格以上の価値があるかも。

 

ここはいっちょ賭けに出るか・・・

 

と思いましたが、大体は外れるので、少し冷静に考えました。何か中身がわかりそうなヒントのようなものは無いかと。

 

そこで写真をよく見ることとしました。

出品の写真は10枚くらいありましたがそのうちの2枚で下記のような写真がありました。

 

まず1つ目。

この写真から、当方は真空管アンプにちげーねーと判断。なぜかお判りでしょうか。

理由は、スピーカの出力端子が、インピーダンスごとにあります。これは、アンプの出力がトランスになっていることを示唆していることになるかと。トランジスタアンプでは、インピーダンスごとの出力はまずありません。まれに出力トランス付きのトランジスタアンプもありますが、大抵は構内放送用で高インピーダンス(数100Ωとか)になっているのがほとんどで、上記写真とはまた異なります。

 

次に下記の写真。

上記写真ではわかりにくいですが、この丸い穴(右下の方)を拡大すると、山水のトランスの底板ラベルに似たデザインの模様が少し見えます。しかも”5‐4”の数字も見えました。

ということで、恐らくは、山水の出力トランス、しかも恐らくはSWシリーズで”SW-15-4 ”ではないかと。であれば相場は大体6AR8プッシュプルだろうか。電源トランスもPV-145あたりじゃないのかと。

 

この推理の正否を確かめたくなって、価格もそれほどではないですし、まさかこの価格で落札はないだろうとついポチっとしてしまいました。が、競争になるかと思いきやそうならずあっさりと落札。またつまらぬものを・・・やってしまったと少し後悔も。

 

そんなこんなで、荷物が届き中身を確認してみました。

早速ご開帳です。

お見事!推理通りの結果でした。

出力トランスは山水のSW-15-4、電源トランスも同じくPV-145、出力管は6AR8プッシュプルでした。プリ用の球がU7, X7と6AU6がありますが、2本のU7のうち1つは空気が入りお釈迦になっていました。

 

推理が正しくもう満足したので壊れたU7を使えるものに差し替え、再度中身が見えるようにしてオークションに出品しようかとも考えましたが、デカいし重いし発送が面倒なので、やはり部品取りにすることにしました。

 

ちなみに裏側は上記のような感じです。出力トランス1個外した時点でブログネタにしないと、と気が付き撮影。

かなり古いアンプのようで、使えそうな部品はトランスと真空管以外にほとんどありませんでした。しかし、整然と並んだ部品や配線からはかなりの腕前の方の製作のように思われます。これを見るだけでも刺激を受けます。

 

で結局戦利品は下記のものになりました。

これだけでも、落札金額+送料分以上の価値があると考えられ、今回はラッキーな落札結果となりました。いつものようにトランスの再塗装を行い、自分で使うか、使い道がなければヤフオクに出すかしてみたいと思います。